バイアグラのジェネリック医薬品はなぜ存在する

医薬品を生み出すためには、新薬となり得る成分の研究から始め、動物を使った非臨床試験、ヒトを使った臨床試験を得て、効果と副作用を確認しながら漸く一つの薬が誕生します。
このように、新しい有用成分を用いて世界で初めて開発された医薬品を新薬といいます。
新薬には開発の権利保護のため、そして新薬の開発にかかったコスト回収のため医薬品特許がかけられています。

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特許期間とは?

特許期間は一概ではないですが20年から長くて25年、特許期間中は当該医薬品を開発社が独占できます。
もし特許期間中に他社メーカーが同等の医薬品を製造して販売したいのなら、お金を支払って製造権利を売ってもらうことになりますが、決して安くはない金額ですので通常なら特許期間中は他社メーカーは手出しをしません。
そして、医薬品特許が切れたときに他社メーカーにも新薬と同じ有用成分と製法を用いて同等の医薬品を製造する権利が与えられるのです。

このようにして誕生するのが、ジェネリック医薬品です。
さて、それを踏まえてのことですが、ED治療薬であるバイアグラの特許は2014年の5月まで継続しており、通常であればバイアグラのジェネリック医薬品は存在しないということになります。
しかし何故かカベルタ、カマグラ、ぺネグラ、シラグラなどバイアグラのジェネリック医薬品が多数存在しているのが現状です。

実は、バイアグラのジェネリック医薬品と呼ばれる商品はいずれもインド製となっており、その理由としてインド国内においては世界とは異なる特異な医薬品特許法があることから、インド製のものに限ってはバイアグラのジェネリック医薬品が存在するということになっているのです。
ただ正確に言えば、特許法の違いから使用している有用成分は同じですが製法が異なるため、ジェネリック医薬品というよりはコピー品といった方が正しいでしょう。
有用成分が同じなので基本的にはバイアグラと同じ効果が得られるものの、製法という点から見れば全く同じというわけではありません。
そのため、多少の作用の誤差には目をつぶるべきというのは理解しておいた方がいいですね。

それでもインドを代表する大手製薬メーカーが製造している医薬品なので安全性に関しては心配いりません。(安全性に関してはこちらのサイトも参考にするとよいでしょう⇒バイアグラの安全性と危険性

バイアグラのジェネリック医薬品の中でも有名なのがカベルタです。

カベルタを製造するランバクシー・ラボラトリーズ社は、ジェネリック医薬品の製造においては世界10位圏内にはいるほどの大手製薬メーカーとなっており、7カ国に工場を持ち、120カ国以上で医薬品を販売しています。

実は、2008年には日本の製薬メーカーである第一三共株式会社が買収しました。
また、2014年にはランバクシー社と同業のサン・ファーマ社を吸収合併させることとなり、第一三共はますますジェネリック医薬品市場への足掛けが強まっています。
日本企業が絡んでいるという点では安心感も高いのではないでしょうか。

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